04.29.2008

映画 『ファベーラの丘』 FAVELA RISING

Link: http://www.nowonmedia.com/favela/

先日、恵比寿にある、東京都写真美術館に行ってきた。
その日の目当ては映画、『ファベーラの丘』である。
なんとなく、どこかで偶然見たこの映画のポスターが頭から離れなくて
ネットで調べて、見ることにした。

ファベーラの丘

「ファベーラの丘」の公式サイトではこのように解説されている。

麻薬ギャング、腐敗した警察に支配されたリオデジャネイロのスラム街は“ファヴェーラ”と呼ばれる。
本作は、数あるファヴェーラの中でも最も危険な地区として知られるヴィガリオ・ジェラウを舞台に、
絶望的で息詰まるような日常から、希望ある未来を子供達に示そうと立ち上がった男を追ったドキュメンタリーである。

実際に映画を見てみると、数十秒で衝撃が走った。
涙が出そうにもなった。
そして、勇気をもらった。

ファベーラはリオという大都市に近接している。リオといは、おそらく読者のみなさんも、サンバやカーニバルや、きれいなビーチ、ボサノバの発祥地としてご存知だと思う。しかし、それはいわばはリオの表側の顔であり、裏ではファベーラという貧困かつ、日常的に銃声が聞こえるような危険地帯があるということを僕はあまり知らなかった。ちなみに、映画の中では、ファベーラは「ブラジルのボスニア」と呼ばれていると説明している。子供達の多くがギャングになり、そしてギャングの多くが25歳くらいで命を落とすケースが多いらしい。

予告編(英語字幕のみ)

この映画を見て僕は三つのことを感じた。
それは、「無知の恐ろしさについて」と「音楽の力/文化の力」と「踏み出す勇気」についてである。

以下に続く

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02.26.2008

映画 『ミリキタニの猫』

Link: http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/

ミリキタニの猫のパンフレット表紙

先日『ミリキタニの猫』という映画を見た。
久しぶりにすがすがしい気持ちになれる映画だった。

ジミー・ミリキタニはニューヨークの路上で生活するホームレスである。
彼は80歳を超える高齢だが、絵を描いて生活費を稼いでいる。
しかし2001年9月11日のニューヨークは同時多発テロによってパニックに陥る。
人々が逃げ惑い、すすり泣くなかで、
彼は一心に崩れ落ちるビルをスケッチブックに書き写している。

この映画の監督であるリンダはジミーを自宅に招き、共同生活を始める。
そして次第に彼の生い立ちが明らかになっていく。

大体このようなあらすじである。
正直に言って、この映画を見るまでアメリカに移民した日系人のことなんて
全然知らなかったし、考えたこともなかった。
ブラジルやアルゼンチンに移住した沖縄の人々のことは知っていても。
だから、最初に「ジミー」をスクリーンで見たときに
すごくヘンな違和感を感じた。

この人は日本人なのか?違うのか?

そういう国籍に基づいた考え方を自分がいかにしているかについて考えざるを得なかった。
そして、日本人らしからぬ、このじーちゃんが痛快などほど元気で面白い。
それは国籍も文化も年齢も関係ないのかもしれない。

そして映画はジミーを中心に、次第にありふれた一個人が一生懸命生きるという
非常にありふれたことを、鮮やかに描き出しているように感じた。
何より「自由」がスクリーンいっぱいにあふれているような気がした。

少なくともこの映画はいわゆる「反戦・平和」について取り扱ったものでもないし
ブッシュ政権を批判するようなシロモノではない。
そういったものを暗喩しているにせよ。

ただ、たんたんと「生きる」ということをストレートに表現した作品だと思う。

もし見た人がいたらぜひコメントをいただけたらと思います:)


02.18.2008

ホテルルワンダ

先日ホテル・ルワンダのDVDを借りて見ました。
とても考えさせられる映画でした。

ルワンダで虐殺があったのは確か僕が中学生のときだったと思います。
報道番組かなんかで、その映像を見たときにものすごいショックを受けたのを覚えています。
それと、確か社会の先生がこのことを教えてくれたような気がします。

それがきっかけで、なんとなく国際協力に興味を持って、
大学受験のときに、国際関係を勉強できる学部を選んでここにきました。

それにしてもあまりにも無力だなぁと思います。この映画を見ちゃうと。
一体自分たちに何ができるのか?それを今でも考え続けています。

wikipediaより要約を引用

ホテル・ルワンダ(Hotel Rwanda)は2004年に制作された映画。テリー・ジョージ(Terry George)監督、イギリス・イタリア・南アフリカ共和国合作。撮影はほとんど南アフリカにて行われた。1994年アフリカ中部にあるルワンダで、ツチ族とフツ族の民族対立による武力衝突「ルワンダ紛争」が勃発した。フツ族過激派がツチ族やフツ族の穏健派を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマン、ポール・ルセサバギナ(Paul Rusesabagina)の実話を基にした物語である。

この映画は一人の男の英雄的な行動をたどるとともに、ルワンダの旧宗主国ベルギーによる人種分別政策や、虐殺に対する国際社会の無関心を強く批判する作りになっている。特に国連やアメリカ合衆国(そのころはソマリア内戦介入のトラブルで苦境にさらされていた)が有効な介入をしなかったことが追及されている。フツ族の過激派はツチ族反乱軍によって排除されるまでのおよそ百日間に約八十万人の人々を殺害した。映画の最後に映し出される文章によってフツ族の将軍など虐殺の指導者たちが裁かれたことが示される。

ホテルルワンダ
12.4.2006

ドキュメンタリー映画「ボクラの島を忘れない」

Link: http://asami.babyblue.jp/

先日渋谷のあるミニシアターで「ボクラの島を忘れない」という映画を見てきました。

舞台は瀬戸内海にうかぶ「広島」という島唯一の保育所です。過疎化が進み、閉鎖が決定された保育所で、最後の五人の子供たちがが卒業するまでの一年間を追ったドキュメンタリーです。とはいっても園児たちや園児を取り囲む大人たちの日常生活をゆっくりと撮影したものです。子供たちの純粋な笑顔や無邪気さは都会ではなかなか目にすることは少なくなってしまったのかもしれません。そう感じた理由は親御さんたちはもちろん、保育所の先生や近所のおばあちゃんたちが丸ごと子供たちを愛しているのがはっきり伝わったからです。人間らしく生きていくためには何が必要なのか。そのうちのひとつは「あったかさ」なのかなぁと思いました。ふれあいとか、思いやりとか、笑顔とか。。。なんかごくごく当たり前のことなんだけど、忘れてしまいがち。。。

というか、都会だとなんでふれあいが大切なのかを弁明しないと説得力がないような気がしてしまうけど、この島の暮らしは、それが当たり前にあって、なんでそんなことが大事なのかを説明しなくてもみんなわかってるきがしたんだよね。「他人と関わること」がとても難しい都会の生活者にとって、ここでは多分他人と関わらないことのほうが難しい。言葉を借りると、「ココロが洗濯された」ようでした。

公開は12月15日まで
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