12.1.2007

本日のゼミのまとめ analysis, method

Points are:

  • Chronicle analysis on weblogs and interview
  • Counting the words I define
  • Nexus among context and essence I pick up

How do I linkage my analysis with conclusion? I would like to do so in the chronical analysis on blog and interviewing. In the way, I am gonna show you how the motivation, identification and self-understanding of interviwee are changing.

And I have to fix the linkage among theory (approach), concepts (analytical concepts from theories) and terms I defined for analysis from the concepts. It has to be legitimate for using the concepts and terms.

How do I use the terms? I would like to use the terms for counting the elements of content in the interviews, blogs and posts in the BBS and online communities. As a result, I will show the tendency of identities’ transformation from these cases. And I have to be care about qualitative specificity: that means, how do I make linkage A element in data with B element. To speak in detail, is possible B the context of A. When I want to pick up A essence from the data, quantitative method excludes the other elements. But in the qualitative way, I include the other elements as the background of the main essence that I want to prove something.

07.20.2007

[書評] フィールドワーク: 書を持って街へ出よう(増訂版); 佐藤郁哉

この本はゼミで紹介され、読んでみようと思いました。これまできちんといわゆる「研究方法」について考えたことがなかったけど学部時代にきちんとやっておけば、、、といまさら後悔しています。

社会学や政治学などの社会科学において主流になっている調査方法、分析方法はいわゆる「定量メソッド」と言われるものでデータを数値化し、統計学的な手法によって分析をする方法です。しかし、一方でブロニスラフ・マリノフスキー(『西太平洋の遠洋航海者』を書いた人、いつか読まなきゃ。。。)がいわゆる「フィールドワーク」のメルクマールとなり実際に社会生活のなかに入り込むことによって数値化することが難しく、一回限りのアンケートなどではわからないような「文化」に迫りうる研究手法としてフィールドワークが台頭してきました。

アメリカのシカゴ学派はこうしたフィールドワークを人類学だけでなく社会学に取り入れ、数々の名著を生み出してます。(例えば、ウイリアム・ホワイト『ストリート・コーナー・ソサイエティ』など。これも読んでみたい)

このように、本書は現代の社会科学における研究手法の歴史的な変遷やそもそもなぜフィールドワークが重要なのか、フィールドワークをするのかといった問いに答えていきます。

そして重要なのは、定量的方法とか定性的方法(フィールドワークのような質的調査法)のどちらが優れているのかについて固執するではなく、互いに長所・短所があることを認めたうえで両方の方法論を取り入れることであると言っています。(いわゆる「トライアンギュレーション」)

例えば、インタビューで個別具体的で、より深みのあるデータを収集しより一般的なことがらを説明するために補助的にアンケートなどで自分の議論をサポートする。あるいは、定量メソッドを中心に研究を進めるが自分の仮説に最も適合している数例に関しては
インタビューを行うなど、など。しかし、恥ずかしながらも、私がこれまで勘違いしていたな、と思うことはアンケート  ≠ フィールドワーク かつ、インタビュー ≠ フィールドワークということでした。かなり厳密に言うと参与観察 = フィールドワーク ≠1,2回のアンケートということ。

つまりマリノフスキーやフランスの人類学者レヴィ・ストロースが行ったフィールドワークはいわば参与観察であり、参与観察とは、社会生活への参加をしながら直接観察や聞き取りを行う調査手法であるといえます(佐藤:161)。つまり長い年月(短くて1年、長くて10年以上)を対象者と生活する(行動する)ことによって、初めて定量メソッドでは見えてこない社会的文脈が見えてくるということです。

これはかなり大変なことです。

佐藤さんこう語っています。

「もっとも、よく考えてみると、これ[モノグラフを書くこと=観察した結果を報告すること]はどだい無謀で、ある意味では非常に傲慢な試みだともいえます。たとえ対象を一つにしぼったとしても、はたして実在の社会を対象にしてモノグラフなど書けるでしょうか。・・・中略・・・、たかだか数年の調査でせいぜい数百ページの本にまとめようというのです。しかも、こういう大それたことをしようとしているのは、その土地の人から見ればまったくのよそ者であるフィールドワーカーなのです。こうしてみると、モノグラフというのは、傲慢なだけではなく、非常に僭越な試みだともいえそうです」(p.201)

果たして半年、いや、ひと夏ほど時間をかけてNPOなどに参加したからといってフィールドワークといえるのか。2,3回、インタビューをしたからといって、それで調査になるのか。一気に不安になってしまいます。が、やるしかない。できることのなかで、やるしかないと思いましたが、それでもこのタイミングでこの本に会えてよかったと思います。

そのほかにも文献調査についてや「信頼性」と「妥当性」について、「事例研究の強み」について、仮説の立て方や理論や概念の使い方については大いに参考になりました。学部の1、2年のころに読んでおくのがベストだと思いますが、修士の私でさえ役に立っているのできちんと方法論を勉強したことのない人は必ず読んでおくべきだと思います。特に質的調査法で研究を進めようと思っている人には。

そして本書は15年前に出版されたものの増訂版ということで内容がかなり変わっているようです。特に第四部で取り扱われている、調査に必要なツールに関してはコンピュータ技術の発展と普及によってかなり新しくなっているようです。

最後にウンベルト・エーコの『論文作法』を合わせて読むともっと「研究とは何か」ということがはっきりすると思います!

以下はメモ書き

理論について
・実証主義:グランドセオリー;データによる総合理論の検証
・質的調査法:グランデッドセオリー;データからの理論の生成

概念について
・操作概念・限定概念:概念定義が明快にできるような条件をサーベイに盛り込み、概念を最初から限定する
・感受概念(sensitiveconcept):「研究のはじめにおおまかな方向性、つまり問題を検討する上での手がかりとなる「感受」の方向を示す概念であり、調査の進行にともない、概念規定そのものを練り上げていく(p.98)」=>ゆるやかな定義から細かい定義に狭めていく

事例研究について
実は、フィールドワークを通してより一般的な問題について調査ができる。調べられる事例の数は少ないが、対象を通して調べられる項目の数は多い(118-119)

信頼性と妥当性について
信頼性:誰がやっても同じ結果になる(客観性)
妥当性:その方法が実際にその対象の何かを適切に図っているかどうか(p.135)

*あるモノサシ(分析方法)が自分の知りたいことと全く別のことを計っていることもある=妥当な方法ではない

文献調査
1.理論書
2.先行研究
3.一般的資料
4.内部記録文書

1,2=>問題発見の方法(特に古典など)