映画 『ミリキタニの猫』
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先日『ミリキタニの猫』という映画を見た。
久しぶりにすがすがしい気持ちになれる映画だった。
ジミー・ミリキタニはニューヨークの路上で生活するホームレスである。
彼は80歳を超える高齢だが、絵を描いて生活費を稼いでいる。
しかし2001年9月11日のニューヨークは同時多発テロによってパニックに陥る。
人々が逃げ惑い、すすり泣くなかで、
彼は一心に崩れ落ちるビルをスケッチブックに書き写している。
この映画の監督であるリンダはジミーを自宅に招き、共同生活を始める。
そして次第に彼の生い立ちが明らかになっていく。
大体このようなあらすじである。
正直に言って、この映画を見るまでアメリカに移民した日系人のことなんて
全然知らなかったし、考えたこともなかった。
ブラジルやアルゼンチンに移住した沖縄の人々のことは知っていても。
だから、最初に「ジミー」をスクリーンで見たときに
すごくヘンな違和感を感じた。
この人は日本人なのか?違うのか?
そういう国籍に基づいた考え方を自分がいかにしているかについて考えざるを得なかった。
そして、日本人らしからぬ、このじーちゃんが痛快などほど元気で面白い。
それは国籍も文化も年齢も関係ないのかもしれない。
そして映画はジミーを中心に、次第にありふれた一個人が一生懸命生きるという
非常にありふれたことを、鮮やかに描き出しているように感じた。
何より「自由」がスクリーンいっぱいにあふれているような気がした。
少なくともこの映画はいわゆる「反戦・平和」について取り扱ったものでもないし
ブッシュ政権を批判するようなシロモノではない。
そういったものを暗喩しているにせよ。
ただ、たんたんと「生きる」ということをストレートに表現した作品だと思う。
もし見た人がいたらぜひコメントをいただけたらと思います![]()